非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とは

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とは

脂肪肝の中でも、とりわけ注意が必要なのは、食べすぎなどによる肥満でが原因で起こる脂肪肝。アルコールが原因でないことから「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)」と呼ばれています。

 

非アルコール性脂肪肝(NAFLD)では脂肪や鉄が肝臓に蓄積されると、肝細胞が炎症や線維化を起こした状態になり、これを「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」と呼びます。

 

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)では、肝臓に鉄が過剰に沈着しており、鉄が病気の進行に悪影響を与えている可能性があるとされています。過剰な鉄が、フリーラジカル(毒性の強い活性酸素)などを発生させ、炎症をきたす一因となるのです。

 

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の診断には、肝臓の組織をとって調べる肝生検が必要です。また、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と診断されていなくても、生活習慣の改善で肝機能が正常化しないようなら、同様に注意をしておく必要があります。

 

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は放置すると肝硬変や肝臓がんに進むなど、命にかかわる病気になる危険もあるので注意が必要です。

 

しかしながら、脂肪肝になった人が全員肝硬変や肝臓がんになるわけではありません。
脂肪肝の人を長期間観察した研究では、肝臓病の関連で亡くなる人は10〜20%程度で、むしろ心疾患などで死亡する方が多いのです。
つまり、メタボや肥満による結末です。

 

脂肪肝では、脂肪肝そのものを治すことも大切ですが、その背景にある肥満や高血圧、糖尿病、脂質異常に対してイエローカードが出されたと捉えるえることが重要です。