非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は鉄制限を!

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は鉄制限を!

C型肝炎では鉄の過剰が肝炎の進行に関係していると考えられ、血を抜く治療や鉄制限食が進められます。
同じように、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)でも鉄の過剰な蓄積を避けるために鉄制限食が進められています。

 

食事から摂取する鉄の量としては、一日6r以下を目安にしますが、むしろ血液中の鉄貯留のマーカーであるフェリチンを測定しつつ、これを下げることを治療の目標にします。

 

また、食品に含まれる鉄は、大きく分けてヘムたんぱくに組み込まれている「ヘム鉄」とそうでない「非ヘム鉄」にわけられます。赤血球の中にあるヘモグロビンはヘム鉄の代表です。
脂肪肝の場合は吸収率のいいヘム鉄に注意が必要です。

 

・ヘム鉄
吸収率がいいので、控えめにしましょう。
多く含む食品:レバー、赤身の肉、貝類、赤身の魚

 

・非ヘム鉄
吸収率が悪いので、それほど気にしなくてもいいでしょう。
多く含む食品:豆類、青菜類、卵、海藻

 

鉄制限食では以下の4つを意識することがポイントとなります。
その1 鉄の調理器具を使わない
鉄製のフライパンや鉄板、鉄鍋などから、鉄がしみだすことがあるので注意が必要です。

 

その2 カフェインを食事と一緒に
    お茶やコーヒーに含まれるカフェインには、鉄の吸収をおさえる働きがあります。

 

その3 魚は赤身より白身を選ぶ
    血合いは特に鉄を多く含みます。
    カツオやマグロは避け、タイ、タラ、サケなどを摂取するといいでしょう。

 

その4 レバー・小魚・貝類は避ける
    レバーは特にヘム鉄が多い食品。  
    内臓ごと食べる小魚・貝類も鉄が多くなります。

 

これらを意識して脂肪肝の改善に役立てましょう。